温水洗浄便座は近年人気であり、賃貸物件の設備として希望されることも多いです。
しかし温水洗浄便座があると何が良いのか、いまひとつ知られていない部分もあります。
そこで今回は、温水洗浄便座がある賃貸物件のメリットのほか、自分で機器を取り付ける方法や機器が故障したときの対応もご紹介します。
温水洗浄便座がある賃貸物件のメリット
温水洗浄便座があると、用を足したあとに水やお湯でお尻を洗えるため、紙で何度もお尻を拭く必要がなくなります。
お尻のようなデリケートな部位にはトイレットペーパーも刺激となるものであり、何度も拭かなくて良くなるとお肌への負担が軽減されます。
また、用を足した直後にお尻を洗えると、便の細菌やウイルスが手指にあまり付着しません。
そのおかげで感染病を予防しやすくなることも、知っておきたいメリットのひとつです。
このほか、温水洗浄便座はスイッチを入れるとヒーターで便座を温められます。
カバーをかけていなくても冬場に温かい便座に座れ、便座の冷たさでストレスを受けることもなくなります。
賃貸物件のトイレに自分で温水洗浄便座を取り付ける方法
入居した住まいに温水洗浄便座がなく、自分で新たに取り付けたい場合、まずは大家さんから許可をもらいます。
無断で設置するとトラブルになる可能性があるため、取り付けの可否について相談を忘れないようにご注意ください。
許可を得たら機器を設置しても構いませんが、費用は全額自己負担となります。
また、機器の取り付けは自分でできる場合があるものの、トイレを誤って壊さないためにも、業者に設置を依頼するほうがおすすめです。
このような取り付けにあたっての対応のほか、設置した機器はあくまで入居者の私物になる点にも注意しましょう。
自分で取り付けた温水洗浄便座が壊れても、大家さん側での修繕はおこなわれず、自己負担で修理や交換をしなければなりません。
賃貸物件の温水洗浄便座が故障したときの対応
賃貸物件に最初からあった温水洗浄便座が故障したとき、使い方に問題がなければ基本的に大家さんの負担で修理や交換をおこないます。
入居者の使い方に問題があって機器が壊れた場合、費用が入居者に請求されるので注意が必要です。
なお、最初からあった温水洗浄便座が実は前の入居者が置いていったものだった場合、大家さん側での修理や交換はおこなわれず、入居者が自費で対応しなければなりません。
また、賃貸借契約で修繕の特約が定められている場合、その内容にしたがって費用の負担者が決まります。
まとめ
温水洗浄便座のメリットは、お肌への負担が減ることや感染病を予防できることなどです。
賃貸物件に自分で機器を取り付けたい場合、大家さんの許可が必要な点をまず押さえましょう。
最初からあった温水洗浄便座が壊れたら、故障の原因や機器の所有者などの条件から費用の負担者が決まります。
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