新たな住まいを借りるとき、住宅の機能性に着目する方は少なくありません。
どのような機能が備わっているかにより、快適性や満足度が変わってくるからです。
本記事では、追い焚き機能付きの賃貸物件に住む魅力やデメリット、発
生するガス代などについて解説します。
追い焚き機能付き賃貸物件のメリット
近年では、追い焚き機能を備えたバスルームを設置した、賃貸アパートやマンションが増えました。
浴槽に張ったお湯は、時間の経過に伴い冷めてしまいますが、この機能が備わっていれば再度温め直すことが可能です。
このような機能がない場合、ある程度お湯を抜いて、新しくお湯を足すことで温めますが、これでは水道代が高くなってしまいます。
ワンタッチで加熱でき、水道代を節約できる事こそ、この機能の大きな魅力といえるでしょう。
追い焚き機能付き賃貸物件のデメリット
追い焚き機能付き賃貸物件に住む魅力は、先述したとおりですが、デメリットがあることも覚えておく必要があります。
この機能は、すでに張ってあるお湯を水道管の中で循環させ、給湯機で温め直すシステムです。
つまり、新しくお湯を張っているわけではないため、衛生的とはいえません。
すでに家族の何人もが漬かっているお湯では、微細なホコリや垢などがたくさん混入しているおそれもあります。
また、入浴剤の種類によっては、使えないことがあるため注意が必要です。
一度張ったお湯を、配管内で循環させるシステムであるため、入浴剤を使ってしまうと、配管にダメージを与えてしまうおそれがあります。
酸性や硫黄成分の強いタイプは、特に配管へダメージを与えてしまう可能性があるため、注意してください。
追い焚き機能付き賃貸物件のガス代
追い焚き機能でお湯を温め直すときは、給湯機で加熱します。
実際にどの程度のガス代が発生するかは、ケースバイケースで異なりますが、都市ガスでは1回の加熱で約100円程度、プロパンガスでは約145円程度だといわれています。
これは、いずれもお湯を完全に入れ替えるのに比べると、数十円安くなる計算です。
つまり、再度温め直すシステムのほうが、新たにお湯をすべて入れ替えるより、節約になるということです。
ガス料金だけでなく、水道代を節約できるのも、このシステムの魅力といえるでしょう。